Cooking Labにはお知らせページがありますが投稿がされていません。
使わないなら消してサイトのデザインをスッキリとさせたいところですが、せっかくなので活用方法を考えてみることにしました。
というわけで考えた結果が活動報告を投稿しようのコーナーというわけです。
2022年に入ってから私は圧力鍋や真空調理機器などを使った現代料理の技術習得を目標に、モダニストキュイジーヌという本を使った勉強しています。
活動から8か月が経過したので自分の状況把握のためにも記録として残しておこうって試みです。
活動記録を通して料理の勉強方法の1例として確立できればいいなと思います。(うまくいったら読者のみんなも一緒に料理の研究しようぜ!)
前置きはこれくらいにして2022年度上半期の活動報告していきます。
2022年上半期の活動報告
現代料理を勉強するために主軸としている参考書のモダニストキュイジーヌat Homeには403のレシピがあります。
手始めに1品完成させるためにブイヨン、ミックススパイス、2つを使ったウインダルーポークカレーを作り、3つのレシピを実践しました。
約6か月で3つのレシピを実行するペースだと、すべてのレシピを実行するのに約67年の歳月がかかる計算になります(私が生きているかも怪しいし、その料理は現代料理とは言えなくなっているでしょう…)。
これは現実的ではありません、もう少しペースを上げるために計画を立てる必要があります。
記事投稿数は5本、まずは月一投稿ができるようにしていきたいです。
最後にオリジナルレシピの投稿はスパイスについて勉強した結果その応用として見た目がから揚げなさくさくタンドリー風チキンを作りました。
身に着けた技術は応用してオリジナルレシピを考えるという活動は料理を作る上で必要な創造性を鍛えることができていいと思うのでこれからも積極的にやっていきたいです。
オリジナルレシピを考えるにはどうすればいいかメタ的な視点で料理に挑戦していきます。
総評としては全体的に作業量が少ないことが反省点です。
作業量が少なくなった主な原因は本の内容を理解するのに必要な前提知識が足りなかったことがあげられます。
物事をある程度理解してからじゃないと行動に移せない人はこの状態になるかと思います。
逆に言えばとりあえずいろいろ挑戦してみる!理解はそのあとでいいと考えられる人にとっては前提知識は必要ないです。
ここからは言ってしまえばいいわけパートになってしまうのですが(笑)、私のような理解してからじゃないと行動に移せない人に向けて勉強した内容を紹介していきます。
シェフでもない人がモダニストキュイジーヌat Homeを使って勉強する場合多くの人が直面する壁だと思うのでよかったら参考にしてください。
基礎知識 フランス料理について学びモダニストキュイジーヌの理解を深める
料理を記録に残し、芸術と科学異なる2つの視点で「おいしさ」を確立してきたフランス料理はモダニストキュイジーヌのレシピの構成や考え方に共通する部分が多くあります。
例えば、モダニストキュイジーヌのレシピの部では3割がソース、ミックススパイスなど料理のベースとなる食品のレシピで残りの7割はその食品を使った料理のレシピという構成で作られています。
つまり、料理を完成させるには先に必要なソースやミックススパイスを食材から調理して作らなければなりません。
最初にソースやブイヨンなどの料理のベースとなる食品の作り方が紹介されている構成は本格的なフランス料理の教科書にも見られます。
しょうゆやみそ、みりんなど出来上がった調味料を組み合わせて作る和食や即席のソースを使って作る家庭の洋食になじみ深い私たちにとってはこのレシピの構成は少し理解するのが難しいかもしれません。
以上のことから料理のベースとなる食品を自分で作るスタイルに慣れるためにも別の事例としてフランス料理の考え方と技術を並行して学んでいくことはモダニストキュイジーヌへの理解が深めるために有効です。
また伝統的なフランス料理の調理法と最新の機器を使ったモダニストキュイジーヌの料理を比較することができるため、最新の機器を扱う意義を理解することもできます。
最新の調理技術を目的としてではなく手段として考えられるようになると思います。
モダニストキュイジーヌの理解を深めることを目的としてフランス料理を勉強する場合は初心者向けのレシピ本よりも体系的に学べる教科書タイプのものがおすすめです。
私の場合は最初にフランス料理の考え方について学ぶためにフランス料理の歴史を軽く押さえておき、その上でフランス料理の技術について勉強しました。
フランス料理の歴史についてはこちらがわかりやすかったです。
技術面での参考としてはエスコフィエの「料理の手引き」と辻料理教育研究所がだしている教科書を使用しています。
料理の手引きに関しては少々値が張りますが、フランス料理が明確に確立されたきっかけになった名著ですのでフランス料理についての1次情報として信頼性があるかと思います。
ただ、現代のレシピ本と違い写真・イラスト無しの文章のみの本であるため、わからない用語や調理法はフランス料理用語辞典や手順の写真が詳しく載っている教科書で補足して勉強するといいと思います。
個人的には料理所の手引きはフランス料理について本格的に調べたい人以外は購入する必要は全然ないと思います。
辻料理教育研究所がだしている教科書は基本的な調理法とフランス料理のレシピが写真付きで載っており、わかりやすさと厳密性のバランスが良いためフランス料理を体系的に学ぶのにおすすめです。
今後の具体的な活動目標を考える
フランス料理を並行して学んでいくと決めたところで今後の具体的な活動目標を考えていきます。
膨大なレシピがある中で着実に調理技術を身に着けていくためには特定のジャンルに絞って練習する方法が有効であるといえます。
そこで私は最初にモダニストキュイジーヌの卵料理を中心にレシピを実践することとしました。
卵料理を最初に選んだ理由としてレシピ数が少ない(基礎レベル3種、応用レベル1種)ことと、材料を揃えやすく練習しやすい点が魅力的だからです。
卵の基礎料理としてスクランブルエッグ、オムレツ、目玉焼きの3種を実践していきたいと思います。
これらの卵料理はどれも普通はフライパンだけで作ることができますが、最適な状態を安定的に提供するために真空調理器とオーブンを使用するところがポイントです。
卵が凝固する温度は卵黄と卵白でそれぞれ決まっており、正確な温度で加熱することができる調理機器を使って卵料理を最適な食感にコントロールしようというわけです。
エスコフィエの料理の手引きでは同様に卵料理の章があり、作り方やコツについてモダニストキュイジーヌの方法と比較することで真空調理器やオーブンを使う意義も考えていきます。
月に1本投稿できるようにしていきたいと思います。
一緒に料理について研究してみたい!難しい料理にも挑戦してみたい!と思えるような料理の記事を書くことを目標に活動してしていくので今後もCooking Labをよろしくお願いします。
管理人 高木駿介